貧血とは、体内の各臓器や組織に酸素を供給する血液中のヘモグロビンが減少し、体内の酸素が不足している状態のことです。貧血の大部分は鉄分の不足によるもので、無理なダイエットや偏食などが原因とされています。近年、特に若い女性の貧血が増加しています。発育期における貧血、特に女性の貧血は、放置しておくとその後の健康にも影響を及ぼしかねません。そこで、小学校・中学校・高等学校を対象にして、静脈血の赤血球数・血色素量(ヘモグロビン値)・ヘマトクリット値・白血球数などを測定し、年齢層・性別の判定基準に従って異常の有無を判定します。
